後悔しないために!遺言書を書くべき理由を松戸の行政書士が解説

遺言

こんにちは!松戸駅近くの行政書士、渡辺晋太郎です。

自分の死後、残された家族に迷惑をかけたくないと誰しも思うものですよね。
遺言書はまさにその「家族の負担やトラブルを減らす」ための大切な手段なのですが、実際のところ遺言書を作成されている方はごくわずかです。

今回は、データをもとに遺言書が必要な本当の理由と重要性についてわかりやすくお話しいたします。

実際どれくらいの人が遺言書を書いている?

すみれ
すみれ

ねえ、遺言書ってやっぱりお金持ちの人がみんな書いてるイメージだけど、実際はどれくらいの人が作ってるの?

わたなべ
わたなべ

実は、遺言書を書く人って全体の1割にも満たないんだよ。実際のデータを見てみようか。

2023年のデータ(厚生労働省・法務省・日本公証人連合会)をまとめると、以下のようになります。

・公正証書遺言書作成数 118,981件
 (日本公証人連合会 「令和5年遺言公正証書作成件数について」より)
・自筆証書遺言保管数 19,336件
 (法務省民事局 「遺言書保管制度の利用状況」より

合計すると141,295件です。厚生労働省によると2023年に亡くなった方は1,575,936人ですので、遺言書を書いた方÷亡くなった方=8.9%と1割にも達していません。

2023年に遺言書を作成したすべての方が2023年に亡くなっているわけではないですし、法務省に保管していない遺言書もありますので、もう少し増えるとは思いますが、それでもごくわずかな人しか作成していないのが実情です。

なぜみんな遺言書を書かないのか?よくある4つの理由

そんな、ほとんどの日本人が作成していない遺言書ですが、その理由としてよく挙げられるのは、下記の通りです。

①「そこまで多くの財産を持っていないから」
②「家族の仲が良いから、もめるはずがないから」
③「法律で決められたルール(法定相続)に従えばいいから」
④「まだ元気だし、生きているうちから書くのは縁起が悪いから」

すみれ
すみれ

「うちにはそんな大金ないし、みんな仲良しだから大丈夫!」って思いがちよね。

わたなべ
わたなべ

そうなんだよね。でも実は、この4つの理由は常に正しいとは言えないんだ。ひとつずつ検証してみよう。

「書かない理由」の落とし穴と現実

①「そこまで多くの財産を持っていない」の落とし穴

「遺産が少ないから揉めない」ということは決してありません。

裁判所(家庭裁判所)へ持ち込まれた相続争い(遺産分割調停・審判)のデータ(令和3年司法統計)を見ると、驚くべき事実がわかります。

  • 遺産額 1,000万円以下: 全体の約33%
  • 遺産額 1,000万〜5,000万円: 全体の約43%

つまり、相続トラブルの約76%(約8割)が「遺産5,000万円以下」の一般的なご家庭で起きているのです。決してお金持ちだけの問題ではありません。

②「家族の仲が良いから、もめるはずがない」の落とし穴

親が生きている間は仲が良くても、いざ相続となると金銭や感情が絡んできます。

  • 「長男は生前に住宅資金を親から出してもらっていた」
  • 「次男は長男ばかり優遇されてきたと思っており、遺産は多めに主張したい」
  • 「長男夫婦が長年、親の介護費用や面倒を負担してきた」

このようにご家庭ごとの事情が絡み合うほか、第三者である相続人の配偶者が「もっともらえないの?」などと言ったりもしてきますので、揉める火種はいくつもあります。

③「法律のルール(法定相続分)に従えばいい」の落とし穴

遺産がすべてきれいに分けられる「現金や預金」だけであれば良いのですが、不動産(ご自宅)が含まれると途端に難しくなります。

例えば、松戸市内に評価額3,000万円のご自宅があり、預金が1,000万円(合計4,000万円)のご家庭で、配偶者は既に亡くなり子ども2人が相続する場合を考えてみましょう。

法律上の割合(法定相続分)は子ども一人あたり1/2(2,000万円ずつ)ですが、ご自宅を半分に切って分けることはできません。ご自宅を売却して現金で分けるのか、どちらか一方が住み続けるのかで、大きなトラブルに発展することがあります。

④「縁起が悪い・まだ元気だから大丈夫」の落とし穴

人間いつ体調を崩すかわかりませんし、事故に遭うかもしれません。また、認知症などが進行してしまうと、意思能力の観点から後から遺言書を作成することが難しくなる(無効を主張されるリスクが高まる)場合もあります。

遺言書は「残された家族を守る生命保険」と同じ

子どもから親に遺言書の話を切り出すと、「縁起でもない」「早く死んでほしいのか」と怒られてしまうのではないかと心配される方もいます。

しかし、万が一に備えて「生命保険」に入るのは、残された家族が困らないようにするためですよね。

遺言書もまったく同じです。遺言書は「残された家族のトラブルの火種を摘み、面倒な相続手続き(名義変更や口座凍結解除など)を圧倒的にスムーズにするための思いやり」なのです。

まとめ

すみれ
すみれ

遺言書って、残された家族へのラストメッセージであり、優しさなのね。でも「書き方がわからない」「面倒くさそう」って人はどうしたらいいの?

わたなべ
わたなべ

自筆証書遺言なら手間や費用を抑えて作成できるし、公証役場を利用する公正証書遺言なら確実性がぐっと高まるよ。迷ったらまずは専門家に相談するのが一番!

書かない理由の一つとして、「書くのが面倒。。」とか「どう書いたらいいかわからない。。」というのもあると思います。
当事務所では、遺言書の作成方法や注意点、公証役場との調整までアドバイス・サポートいたします。
初回相談は無料です。お気軽にご連絡ください。
詳しくは行政書士わたなべ事務所まで

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